私は、お風呂上りに毎日ニベアを塗っています。クオリティーも価格も最高だと思っていましたが、最近よく耳にする噂は試したことがありません。
アスコルビン酸とニベアを混ぜると肌が綺麗になるという噂。
真相はどうなのか調べてみると、アスコルビン酸ではなく
ビタミンC誘導体とニベアを併せて使うと美肌効果があるというのは本当でした。
40代でシミが気になる私には、その答えと同じくらい興味をもったのが
「ビタミンC誘導体」の効果です。
ビタミンCの効果が肌に浸透するように作られた、「ビタミンC誘導体」。
種類や効果、入っている商品も一緒に調べてこの記事にまとめました。
興味のある方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
アスコルビン酸とニベアを混ぜて肌につけると美白効果があるって本当?アスコルビン酸について調べてみた
まず一番気になる、アスコルビン酸とニベアを合わせて使うと美白効果があるのか調べてみました。
答えは、アスコルビン酸とニベアでは、美白効果はありません。
アスコルビン酸には、確かに美白効果がありますが、肌に塗ってもその効果は肌に浸透することが出来ません。
たとえニベアに混ぜても、残念ですが肌に効果が出るように、アスコルビン酸が肌に浸透することは出来ません。
何故あの噂が流れたのかというとアスコルビン酸とニベアではなく、
ビタミンC誘導体とニベアを併せると美白効果があるは本当だからです。
美白効果のあるビタミンC誘導体と、万能な保湿効果のあるニベア。
ビタミンC誘導体の美白成分が、肌に浸透したところにニベアを塗ることでフタの役割をします。
乾燥を防いで保湿しながら美白効果を発揮してくれるのです。
それでは、アスコルビン酸とは何なのでしょうか?
ビタミンC誘導体とアスコルビン酸とはどういう関係があるのか調べてみましょう。
アスコルビン酸とビタミンCとは違うのか?
アスコルビン酸は、ビタミンCのことです。
同じ一つのものを別の言い方で言っているだけです。
ビタミンには色々な種類がありますよね。最近免疫力アップで注目されているビタミンB₁やビタミンAとか聞いたことがあると思います。
それらには、ビタミンB₁はチアミン、脂溶性ビタミンAはレチノールというようにそれぞれに別名があります。
アスコルビン酸はビタミンCの別名です。
それでは、ビタミンCとビタミンC誘導体はどいう関係なのでしょうか?
ビタミンC誘導体って何?レモンの中に入っているビタミンCとは違うものなの?
ビタミンC誘導体とレモンの中に入っているビタミンCは似ているけれど違うものです。
ビタミンC誘導体とビタミンCでは、美容効果が違います。
ビタミンCは、化粧品などに配合するには壊れやすくて、空気に触れたり加熱されると効果を失い、ビタミンCそのものでは肌への浸透も出来ません。
一方、ビタミンC誘導体は、ビタミンCの弱点を解消させるためにリン酸やグルコースをつけたり様々な工夫をして「誘導体」にしたものです。種類も特徴も様々なタイプがあります。
ビタミンC誘導体は、「誘導体」にしたおかげで化粧品に配合しても安定を保ちビタミンCの効果を肌に発揮することが出来るようになりました。
ビタミンC誘導体って凄いらしい?!ニベアと併せて美白効果が上がる??
ビタミンC誘導体は、ビタミンCとは違い肌への美容効果があることがわかりました。
今まで、ビタミンCが持っていても肌へ浸透できないことで発揮できなかった4つの大きな効果です。
代表的なのは、美白効果です。
- シミやそばかすの原因となるチロシンの生成を抑制して美白効果
- 皮脂の分泌を抑制してニキビの原因を減らす効果
- コラーゲンを生成する働きでハリやツヤのある肌にする効果
- 肌のターンオーバを整えて乾燥に強くする効果
ビタミンC誘導体には様々な種類があり、上記の大きな効果をそれぞれ種類のよって詳しく分けることが出来ます。
使用する人の肌のタイプによって、相性が良かったり向いている誘導体もあるので詳しく調べてみました。
ビタミンC誘導体について種類と効果の違い
ビタミンC誘導体は大きく分けて3つに分類できます。
- 水溶性
- 脂溶性
- 進化型
さらに、それぞれの特徴や種類に分類することが出来ます。
水溶性ビタミンC誘導体
特徴 | 美白効果に優れ、皮膚に吸収されやすく直ぐに効果が出る |
肌タイプ | 肌脂性でニキビができやすい、ザラザラ肌に向いている |
形状 | ローションタイプ |
注意するタイプ | 皮脂を抑える効果があるので、乾燥、敏感肌 |
種類 | リン酸アスコルビン酸Na(APS) リン酸アスコルビン酸Mg(APM) |
脂溶性ビタミンC誘導体
特徴 | 皮膚への刺激が少なく奥まで浸透できるので細胞活性させて新陳代謝を促進させて保湿性も高い |
肌タイプ | 炎症肌の改善や乾燥肌、敏感肌に向いている |
形状 | クリームやジェル、ペーストタイプ |
種類 | テトラヘキシルデカン酸アスコルビン酸(VCIP) パルミチン酸アスコルビン酸 |
進化型ビタミンC誘導体
特徴 | 最新型で、水溶性をさらに浸透性を高めたので、直接目で見えるシミやシワや肌のハリなどに効果的で肌への刺激や乾燥が無い。脂質にも馴染みやすく、水溶性ビタミンC誘導体の100倍の浸透力がある。 |
肌タイプ | 誰でも可 |
形状 | 何でも可 |
種類 | パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na(APPS) イソステアリルアスコルビン酸2Na(APIS) アスコルビン酸エチル |
3種類のビタミンC誘導体について、それぞれ特徴があることがわかりました。これらのビタミンC誘導体のどれとニベアを併せて使用するのが良いのでしょうか?
どのタイプのビタミンC誘導体とニベアを合わせるのがより効果的なのか?
ニベアとビタミンC誘導体を合わせて使用するのは、ビタミンC誘導体の美白成分が肌に浸透し、そこに保湿効果のあるニベアを塗って乾燥を防ぐことで効果を高めるためでした。
上記3種類の誘導体について調べた特徴から考えてみました。
脂溶性は保湿性が高いのでニベアは必要ありません。
進化型も保湿性が高いのでニベアは必要ありません。
水溶性は、皮脂を抑える効果があるので乾燥肌の人には注意が必要という特徴があります。
水溶性ビタミンC誘導体とニベアを併せて使うと効果的ということがわかりました。
おすすめのビタミンC誘導体が入っている商品は?
ビタミンC誘導体の入った商品は沢山あります。
それぞれの特徴がわかっても、どれを選べば良いのかよくわからないですよね。そこで、お勧めの商品を紹介します。
リン酸アスコルビン酸Mgが入った商品の紹介
- 価格/1,500円
- 内容量/10mL
- メーカー/ラフラ・ジャパン
- 特徴/リン酸アスコルビルMgを3%配合。美白効果に優れ、シミやクスミやザラザラ肌に悩んでいる人にお勧めです。
- 全成分/水、BG、リン酸アスコルビルMg、水添レシチン、クエン酸Na、PEG-100水添ヒマシ油、ジヒドロコレス-20、トリエチルヘキサノイン、クエン酸、コレステロール、酢酸トコフェロール、メチルパラベン
・集中美白ケアに使用しています。ひと皮むけたように肌がワントーン上がり、鼻の周りの毛穴が目立たなくなった気がします。
・刺激が無くて使いやすいです。凸凹していた毛穴がつるんとして、肌が潤うようになりました。
価格も手ごろで、量も少ないのでお試しには使いやすいですね。
アスコルビン酸エチルの入った商品を紹介
- 価格/1,600円
- 内容量/20mL
- メーカー/SINEI
- 特徴/即効型、浸透型、持続型の3種類のビタミンC誘導体の入った美容液です。働きの異なるビタミンC誘導体を配合することで肌の隅々まで効果を発揮します。毛穴を目立たなくさせ、くすみをケアします。
- 全成分/水、BG、アスコルビルグルコシド、パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na、3-O-エチルアスコルビン酸、リボフラビン、クエン酸Na、クエン酸、水酸化K、フェノキシエタノール
・
・安い化粧品に入れて毎日使用しています。凄い効果があり、シミやニキビ跡が薄くなってきました。この価格で凄いです。
持続型(アスコルビルグルコシド)、速効型(エチルアスコルビン酸)、浸透型(パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na)の3種類を配合しているので、確かに効果がありそうです。そしてやはり購入しやすい価格なのが嬉しいですね。
まとめ
- 水溶性のビタミンC誘導体を肌につけてから、ニベアで蓋をするようにつけると美白効果や毛穴の引き締め効果が上がり美肌になることがわかりました。
- アスコルビン酸とビタミンCは同じものだとわかりました。
- ビタミンC誘導体とは、ビタミンCにリン酸などをつけて肌に効果が浸透するように作ったものです。
- ビタミンC誘導体には、種類によって特徴や効果が違います。
色々機能性に優れたコスメが売っています。
今回のビタミンC誘導体の機能を知って勉強になりました。
そして、自分の肌タイプや気になる悩みによって機能や商品を選んで使うことも大切だということがわかりました。